似ているが同じではない
マークアップと利益率(マージン)は、どちらも価格と利益を見る指標ですが、分母が違います。
マークアップ = 利益 ÷ 原価
利益率 = 利益 ÷ 売価
この違いを混同すると、想定より利益が少なくなることがあります。
例で見る
原価が60ドル、売価が100ドルなら、利益は40ドルです。
- マークアップ:40 ÷ 60 = 66.7%
- 利益率:40 ÷ 100 = 40%
同じ取引でも、数字が大きく違います。
価格設定での使い方
原価から販売価格を作るときは、マークアップを使うことが多いです。一方、事業全体の収益性を見るときは利益率の方がよく使われます。
「30%の利益を取りたい」と言う場合、それがマークアップなのか利益率なのかを確認してください。
変換の考え方
マークアップから利益率へ、利益率からマークアップへ変換できます。ただし暗算では間違えやすいので、計算機を使う方が安全です。
特に卸売、小売、サービス価格では、この違いが利益に直結します。
よくある失敗
- 30%マークアップを30%利益率だと思う
- 割引後の利益率を見ていない
- 送料や決済手数料を原価に入れない
- 税金と利益を混同する
- 売上だけを見て粗利を見ない
まとめ
- マークアップは利益÷原価
- 利益率は利益÷売価
- 同じ取引でも数値は違う
- 価格設定では用語の確認が重要
- 割引や手数料を含めて利益を確認する